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現役の語り9 淺井理沙さん

第9話 平成16(2004)年8月
副部長 淺井理沙さん 「今年の合宿は…」

 この度は、このような文章を載せていただく機会を与えて下さいまして有難うございます。第63代目副部長をさせていただいております淺井と申します。(二人の副部長の片割れです・笑)
 私達は今春、たくさんの先生方や先輩方に支えられて、アメリカから無事帰国し、遂に音楽部の新しい一年が始まりました。
 6月13日 大阪府合唱祭。この舞台は一年生にとっての初舞台。二年生にとっては一年生と一緒に上がる初めての舞台だけに、ハラハラしっぱなしでしたが、その緊張をほぐして下さったのは三年生の先輩方でした。曲目は「CMポプリ2004」。一、二年生の練習ではどうも仕上がりが悪く、二年生の力不足が目立ちました。ところが先輩方が一緒に歌って下さると、まさに鶴の一声。コスモスシアター大ホールいっぱいに音楽部のハーモニーが響きわたりました。先輩方のお力の偉大さを感じつつ、二年生も早く部を引っ張っていく力を付けなければと改めて思った一日でした。この場をお借りしてお礼申し上げます。お忙しい中、本当にありがとうございました。
 話は進み、音楽部は夏休みをむかえ、合宿がやってきました。
 去年は行けなかったみやま荘。先輩方から色々お聞きしたみやま荘。ひたすら歌える五日間。私も含め部員たちは期待に胸をふくらませていました。しかし、実際合宿はお世辞にも成功と言えないほど反省点の残るものになってしまいました。
 出発時刻から予定はずれ込み、渋滞した道は練習時間を大幅に削り…と、記念すべき合宿第一日目は無惨にも過ぎ去って行きました。
 今日こそは!と意気込んだ二日目。一日目には十分に出来なかったコンコーネ大会から始まりました。このコンコーネ大会、各パート・学年で幾つかのグループに分かれ、全12グループで競い合う、というものですが、12グループにそれぞれの色があり、「音楽部って個性派集団なんだなぁ」と私は思わず感心(?)してしまいました。
 三日目。この日は毎年お世話になっているみやま荘の方に、私達の練習の成果を見ていただく発表会という、一大イベントが待ち構えていました。プログラムの最初はミュージカル「ライオンキング」。「ライオンキング」をさせていただくのは、7月14日のPTA協議会以来でしたので、久し振りに動物に扮した部員達はとても楽しそうでした。次は女声合唱「HODIE CHRISTUS NATUS EST~きょうキリストはお生まれになった~」男声合唱・黒人霊歌「Ride the Chariot」です。この2曲は9月26日春日丘高校文化祭でも歌わせていただきますので、文化祭までのお楽しみ…とさせていただきます(笑)。真面目な2曲の次はお子様向けの「ねこふんじゃった」。発表会には小さいお子さんも来られるということで、当日の朝慌てて練習しました。ねこの鳴き声などの楽しい演出が入り、可愛らしい(?)仕上がりになったと思います。そして音楽部名物「CMポプリ2004」です。今まで一番多く舞台で歌ってきた曲だけに、前の2曲の緊張がほどよくほぐれ、この曲で調子が乗ってきました。中でも“武富士ファイブ”による華麗なダンスは、ひときわお客さんの目を引いていたようです。最後の曲は「Hymn to Freedom~自由への賛歌~」。ピアノの前奏にあわせて、オーディションで選ばれた一年生が平和と自由を願ったメッセージを朗読し、部員達は一人一人の思いを込めて歌いました。みやま荘の方々に大きな拍手と笑顔をもらい感動の涙を流した部員は一人や二人ではありませんでした。“音を楽しむこと、お客さんと一緒に楽しむこと”を再確認できた発表会になりました。
 そして時間は矢の如く過ぎ去り、とうとう最終日の朝がやってきました。私達はここまできてようやく音楽以前の問題に気づかされることになります。合宿最後の夜、消灯時間を過ぎても明かりをつけて遊ぶ人、オリンピックを見る人、見て見ぬふりをする人…、個々が勝手な行動をとり、二年生の先輩としての意識の低さ、部員全員の責任感の薄さが洗いざらいにさらけ出されました。全くのことをなんとなくでここまで過ごして来てしまった結果です。トレーニングを中断し学年で分かれてミーティングを開きました。私達二年生に一番足りないものは、二年生全員が部の中心となって運営しようという意志です。二年生が動かずして一年生が動ける訳がない。各役職が連携をとり足りない部分は互いに補い合おう。そう確認しあってミーティングは終わりました。
 今回の合宿を、ただの後味の悪いものとしてしまうか、それとも部の繁栄の手段とするかは、私達部員自身にかかっています。私は副部長として何をするべきなのか、個人個人で出来ることはなにか、よく見つめなおして、実際に態度で示して行きたいと思います。