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会長から 第74回

 10月21日「美なせ野」を臨時休業にして、私たち仲間の慰労と誕生祝をかねて有馬温泉で松茸すき焼きの食事を楽しみました。たっぷりの神戸牛と松茸をたらふく堪能し、食事の後は動けないほどお腹がいっぱいになりました。翌日、近くのフルーツフラワーパークに行くと、ちょうどテレビ番組のロケでモンキーショー(猿廻し)の取材をしていました、りんご狩りを楽しむ予定でしたがあいにく雨が降ってきたのでとりやめ、最近できた神戸三田プレミアムアウトレットに立ち寄って水無瀬に帰りました。
 この日、京都では京都三大祭の「時代まつり」と京都三大奇祭の「鞍馬の火祭り」が行われていました。いつもはニュースでしか見ていない「鞍馬の火祭り」を実際に見に行ってきました。この祭りのおこりは、京都御所に祀られていた由岐神社を、鞍馬の守り神として遷宮した際、道筋にかがり火を焚いて迎えたのが始まりといわれています。鞍馬は、近くに「丑の刻参り」で有名な貴船神社もある京都の山奥です。そこに行くのは叡山電鉄の2両編成の電車のみで、普段は30分に一本しかないのですが、さすがにこの祭りの日だけは臨時が出ていました。しかし、祭り見物の人で朝のラッシュ並みの混雑でした。午後8時終点の鞍馬駅に着くと、いきなりどお~んと巨大な鞍馬天狗の像が現れ、びっくり。山門に続く沿道は人垣でいっぱい、祭リの男たちが、長さ4~5m程もある大松明を担ぎ上げ、目の前を「サイレヤ、サイリョ」と囃しながら練り始めていました。見物人の流れに押されながら山門下まで来るともう動けない、でもここが一番の見物ポイントでした。やがて松明が山門前の石段に集まってくると祭りは最高潮に。目の前にきた松明の炎は熱く、火の粉が飛び散る、実際に見たこの祭りは、すごい迫力でとても興奮しました。翌日のニュースでは「大小約 500本の松明が夜空を焦がし、見物客約6300人が炎の乱舞を堪能した」と報じられていました。
 ところで志賀直哉の「暗夜行路」の中に、この鞍馬の火祭りのくだりがありますが、当時は電車もなく出町柳から歩いて鞍馬まで出向いたようです。祭りを見終えて京都に帰ってくる頃には夜がしらじらと明けてきたと書いています。今は電車で行けますが、でも遠かった・・・。

平成20年11月1日 音楽部OB会 会長 中村巧