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会長から 第78回

 庭の梅の花が咲き甘い香りがしてきました、一昨日(2月27日)の母校の卒業式は朝から冷たい雨が降っていましたが、音楽部の3年生の皆さん卒業おめでとうございます、進路が決まった人もしかたなく来年チャレンジすることになった人も、これからは音楽部OB会の一員となって後輩のためやOB相互の親睦を深めていってもらいたいと思います。
 さあ、いよいよ定期演奏会(3月26日)に向けて、OB合同ステージの練習が最終段階を迎えます、あと数回の練習ですが清原先生の最後の定演となりますので仲間を誘って参加してください。曲は合唱組曲「蔵王」で、5曲目の「おはなし」ではH13年卒の木村君がソロをしてくれます。囲炉裏(いろり)端でどんな風にお話をしてくれるか演出が楽しみです。本番の舞台は現役よりOBの人数が多くなりそうですが、演奏に参加できない方は是非聴きに来てください。
 先日、『美なせ野』の慰安旅行として久美浜にカニを食べに行ってきました。今年は雪もなく快適なドライブで旅館に到着しました。お風呂がボイラーの不調でぬるま湯となるアクシデントがありましたが、舟盛り刺身と、カニ刺し、ゆでガニ、焼ガニ、みそがたっぷりの甲羅酒、かにすき、かに雑炊とカニづくしの豪華メニューを味わいました。翌日は、股覗きで有名な天橋立に立ち寄り、予定では宮津駅前にある富田屋で昼食というコースでしたが、行き先変更。篠山の街をぶらつきおいしいものを食べたいという漠然としたリクエストに従い篠山ICを降りたまではよかったのですが、事前調査もしていないので行くあてもなくウロウロ、篠山名物と言えばいのしし鍋(別名山くじら)ですが、鍋が続くのでパス。温泉と食事ができるところを目指して進むも見つからず、こうなれば三田牛のおいしいところを探そうと、メンバーの「三牛志」という店名の記憶を頼りに携帯でネット検索しても店がわからず、しかたなく給油に立ち寄ったスタンドで情報を得てとある一軒の店へ、すると「この店だ!」という声、でも店の名前は『藍屋』、よくみると屋号の前に小さく三牛志と書いてあった。和風だれで食べる三田牛のステーキは口の中でとろけるようで大満足。カニとステーキの両方を堪能した旅でした。
 米アカデミー賞で外国語映画賞を受賞した「おくりびと」を観てきました。受賞後とあって映画館は満員でした。だれもが避けて通れない「死」、遺族の前で、遺体をふいて生前に好きだった衣装に着替えさせ、「死に化粧」をした後で棺に納める「納棺師」という夫の仕事に嫌悪感を抱く妻。死に携わる仕事は決して「けがらわしい」ことではないはずなのに、漠然とでもそう思ってしまう。職業に貴賎なし、「故人を見送る」ことに対して誇りを持っている納棺師。「おくりびと」で一躍脚光を浴びることになったことで忌み嫌われるイメージがなくなればいいと思いました。

平成21年3月1日 音楽部OB会 会長 中村巧