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会長から 第85回

 9月2日、越中富山・八尾町の「おわら風の盆」に行ってきました。創部50周年記念演奏会で「富山に伝わる三つの民謡」を歌ったときから一度は行ってみたいと思っていたのですが17年目にしてやっと実現しました。ここ数年の観光ブームで大人気となり、八尾の街は大勢の観光客で溢れていました。日が暮れて道筋の提灯に灯がともる頃、胡弓と三味線による「越中おわら節」の哀愁をおびた旋律にのり、編笠を深くかぶった踊り手が艶やかで優雅に踊り始めました。「町流し」とよばれる、地方(じかた)の演奏とともに各町の踊り手たちがおわらを踊りながら町内を練り歩く姿が私たちを魅了しました。
 9月22日、とうとうこの日がやってきました、Anniversary演奏会です。OB単独曲の「季節へのまなざし」は10ヶ月前から練習を重ね、夏の合宿を経てこの日の本番を迎えました、練習では最後まで音がとれず、また暗譜も出来ない状態でした。しかし本番では楽譜をはずして歌いました、そのおかげで指揮者を見ることができ、出だしやテンポがうまくとれたと自負しています。リハーサルでは力を抜いて歌ったのですが本番は足に力が入って退場の時に足が動きませんでした。CDで私たちの演奏を聴きましたが、大層うまく歌えていたと思いました、あれだけ練習したのだから当然と言ってしまえばそれまでですが、各自の持てる力を出し切った演奏でした。テノールを指導してくれたM川君、D居くん、N末君のおかげでこんな難しい曲を歌えるようになり、悔いを残さずに演奏ができました、感謝しています。指揮のY岡君も、よくこのメンバーを纏めてくれたのもだと、感謝以外の何ものでもありません。こんなすばらしい演奏をみんなで作り上げることができるOBの底力を感じ、感激で一杯です。
 急遽演奏することになった、コマソンでは副会長のU野君と一緒にオウミ住宅を演じさせてもらい、恥ずかしさを捨てて踊りました、あとでいろんな方からおもしろかった、楽しかったよという声を聴き、やって良かったなぁと思いました。
 第九は、吹奏楽部の音に負けないよう思い切り歌いました。清原先生へのサプライズプレゼントの「赤いタキシード」は還暦のお祝いとして趣のあるものでしたね。先生も舞台では照れていましたが、演奏後の楽屋では“なかなか似合ってるやろ”とまんざらでもない様子でした。
 ザ・シンフォニーホールを満員にして、こんな演奏会ができたのも清原先生の37年間にわたる春日丘高校での実績と、その教えを受けたOBがたくさん集まってくれたお蔭です。合唱を続けていて良かったと思った一日でした。事務局はじめ裏方を手伝っていただいたOBに心から感謝します、本当にみんなありがとうございました。
 新居への引越は19日に無事終わりました。この「会長から」のコラムも8年目に入ります、いつまで続けられるか分かりませんが、これらからもご愛読いただきますようお願いします。

平成21年10月1日 音楽部OB会 会長 中村巧