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会長から 第216回
今月は9月19日(土)に文化祭があります。現役生達は、マスクをしながら練習しています。例年通り、体育館で演奏をしますが、今年はコロナウイルス感染症予防のため生徒だけの開催となり、保護者や一般は入れないそうです、彼らの演奏を聴けないのが残念です。部長の橘川君からのメッセージを伝えます。『今音楽部は感染対策をしながら、19日にある文化祭の舞台に向けて練習をしています。文化祭で披露する曲は、アンダーザシー、グランドエスケープ、僕のこと、アニメソングメドレーの4曲です。今年の文化祭は感染拡大予防の為、保護者含め外部の方の来校はご遠慮していただくこととなりました。誠に残念ではありますが、春高生、先生方に、音楽部の創り出す歌を精一杯披露したいと思います。引き続きご応援よろしくお願いします。』
先月は梅雨明け後の酷暑とコロナウイルスに明け暮れましたね。島本町の水無瀬神宮では「招福の風」と銘打って、境内に飾られた風鈴と風車の間を通り抜けて本殿にお参り出来るようになっていました。元々お祓いで使われていた風鈴の音は、風に乗ってやってくる災いを祓い、健康と幸福を運ぶ音色と言われています。風鈴の短冊には参拝者のいろいろな思いや願いが綴られていました。


先日、少しでも涼しさを感じようと、伊吹山に行ってきました。神話の時代に遡れば古事記や日本書紀にも記述があるこの霊峰は、山そのものが信仰の対象であり昔から人々に知られてきました。山麓と9合目を結ぶ有料の自動車専用道路「伊吹山ドライブウェイ」は30分ほどかけて走る曲がりくねった一本道、山頂駐車場は標高1260m地点にありそこから山頂までは歩いて登ることができます。山頂には伊吹山の伝説にちなんだ大きな日本武尊像も建てられています。山頂の気温は地上より10℃近く低いのですが、それでも25℃前後、時折麓から吹き上げてくる風に涼しさを感じました。


山から下り、中山道の醒井宿に立ち寄りました。ここは「居醒の清水(いさめのしみず)」を源流とした地蔵川の流れに沿って、今も風情ある町なみが続いています。その地蔵川には、大変珍しい水中花「梅花藻(バイカモ)」が咲くことで有名です。梅の花に似た白い小さな花が冷たい清流の中に咲いていて、一時の清涼感を味わいました。


9月5日は飯島先生の25回忌の御命日です。「飯島先生、山梨までお墓参りに行きたいのですが写真へのお参りでお許しください」、飯島世代の方は写真のお墓に合掌しましょう。

令和2年9月1日
音楽部OB会 会長 中村巧(S43卒)