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現役の語り2 池田奈都子さん

第2話 平成14(2002)年11月
生徒指揮 池田奈都子さん

 初めまして。第61代目の生徒指揮をやらせていただいてます、池田奈都子です。部長と同じくこのような場所に載せていただけることは光栄です。ありがとうございます。今は年間でも一番舞台の多い時期を迎えていますが、焦らずに1つずつしっかりやっていこうと思っています。
 先日私たち現役は東近江合唱祭の招待演奏として出演させていただいた舞台で、お客さんが涙を流して感動されているのを見て、自分たち自身も感動することができました。人に感動を与えるということは本当にすごいことなんだと実感できたいい舞台になりました。
 今年の現役は2年生約20人、1年生約40人と1年生が全体の3分の2を占めています。4月の1年生が入部当初はどうなることかと思いましたが、今では1年生もしっかりとした戦力として歌っています。
 『一人一人の責任』『個人練習の創意・工夫』の2つが今年の大きな目標です。一人一人が少しずつうまくなれば、全員で合わせた時に大きく前進できるという意味を持っています。しっかり考えて受身にならず、自分達から歌っていこうという意識をもって全員練習に励んでいます。
 話は変わりますが、私は最近生徒指揮という役職はすごくおいしい役職だと思っています。初めて私が全員の前で指揮を振ったとき、私は目の前にある人間の壁からものすごく大きなプレッシャーを感じました。そのときは自分が振っているから音楽が動いていてみんなが歌っているということが怖かったんだと思います。今では壁ではなく一緒に歌える仲間として感じられます。舞台で成功すればほめられるし、失敗すれば怒られますが、それがあるからこそ成長していけるんだと思います。
 一年の折り返し地点を通過した今、新たな気持ちで3月の定演まで頑張りたいと思います。もしお暇がありましたら是非練習を見に来て頂きたいと思っています。よろしくおねがいします。