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会長から 第106回

 6月12日、SAYAKAホール(狭山市)まで大阪府合唱祭を聴きにいきました。今年も雨模様でした、やはりこの時期はしょうがないですね。いつもは車で行っていたのですが今回は電車で行きました、高槻から阪急電車で天下茶屋まで行き、南海電車に乗り換え大阪狭山市駅まで約1時間ちょっとでした、駅からホールまで歩いて3分くらいですが駅に着いたとたん雨が降ってきました。音楽部は13時30分頃の出演順序でした、前後の数団体を聞きましたが、上手な団体もありました、清原先生は理事長なので連続出場団体の表彰のたびに登場されその団に対するコメントを述べられてから表彰状を手渡されていました。カラフルな衣装の部員たちが登場するといつものように客席が少しざわめきましたが「リトル・マーメイド」から3曲の演奏が始まると、いつものように踊りと歌で観客を魅了していました。2年生が中心となり、また1年生の頑張りが感じられた演奏でした。
 毎月挑戦している、世界遺産に登録されている熊野古道伊勢路の一部を歩いてきました。第4回目は馬越(まごせ)峠のコースです。好天に恵まれ熊野古道の語り部とともに約5kmの行程ですが、途中にはよく写真で見る石畳道があります、この石畳道は世界遺産に登録された頃は石畳の表面は苔むしていたのですが、訪れる人が多くなり今ではすっかり苔が剥がれていています。しばらく行くと、もともと、旅人の無事を祈って建立されたものなのですが、いつのころからか子どもの夜泣きカンの虫封じにきくと信じられてきた石像が祭られている「夜泣き地蔵」があります、今でも哺乳瓶が供えられています。峠を過ぎ、少し疲れたころ、ちょうど水飲み場になっていたレンガ造りの祠に祭られているお地蔵さんがありました、土地の人は、水飲み地蔵と呼んでいたのですが、そのあたりに、桜の木が多かったのでいまでは「桜地蔵」と呼ばれているそうです。
 先日、来年の定期演奏会のOB単独ステージで歌う「新しい歌」の第1回練習がありました。OBが集まるのは一昨年のAnniversary演奏会以来です、30数名が集まり久しぶりの顔もあり、これからしばらくは月1回の練習が続きます。音楽部の70周年を祝うステージになりますのでひとりでも多くの方の参加をお願いします。
 6月30晦日、多くの神社で「夏越の大祓い(なごしのおおはらい)」が行われました、茅の輪をくぐってお参りをするという夏の行事の一つです。近くの神社でも行われ、「水無月の夏越祓いする人は千歳(ちとせ)の命、延(の)ぶと言うなり」という歌を三度唱えながら茅の輪を左まわり・右まわり・左まわりと、∞の字を書くようにくぐり抜け心身ともに祓い清め、あとの半年間の疫病除けを祈願しました。
 
平成23年7月1日 音楽部OB会 会長 中村巧