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会長から 第116回

 新緑がまぶしくなり鯉のぼりがさわやかな五月の空に元気に泳いでいますが、沖縄・奄美ではすでに梅雨入りしたようです。さて新学期を迎えた現役ですが2・3年生の頑張りにもかかわらず、男声2名を含む7名の新入部員だそうです、部員数は2年生19名、3年生19名で厳しい年となりそうですが、6月の合唱祭に向けて練習に励んでいます。
4月8日(日)にOB会総会を開催し、今年度の行事計画が承認されました。昨年の春日丘創立100周年や第58回定期演奏会も無事に終わり、今年は現役生を温かく見守る一年になります。現役のステージ予定など逐次お知らせしますので皆さん聴きに行って応援してあげてください。そしてこれからもOB会の活動にご協力をお願いします。
 さて、今月20日は「藤蔭まつり」です、今年は2月に完成した創立100周年記念会館 Wisteria Hall(ウィステリアホール)で開催されます、雨も日差しも心配いりません。昨年同様OB有志の女声合唱団「Jyo Jyo」が出演する予定なので皆さん是非聴きに行ってください。なつかしの授業は現校長の畑中先生が社会科の授業をされます、この藤蔭まつりの様子はインターネットでライブ中継も予定されているそうです。



 十数年ぶりに造幣局桜の通り抜けに行ってきました、今年の花は「小手毬(こでまり)」で小さい花が枝先に集まって咲き、小さい手毬のようになることからこの名がついたそうです。局内の通路には100品種以上の桜が咲いていました、薄黄色の花の御衣黄は珍しく目に留まりました。久々に人ごみの中を歩いたので疲れました。



 ツタンカーメン王の「黄金のマスク」が日本で公開されてから40年を経て、いま大阪でツタンカーメンの墓から見つかった黄金の副葬品や古代エジプトの王たちの秘宝などが展示されているツタンカーメン展が開催されています。連日2時間以上の待ち時間と聞いていたので開館前の9時に着いたところ、すでに100人近くがテーマパークのように折れ曲がって並んでいましたが、幸い30分程度の待ち時間で入館できました。チケットを切ってもらい50人程度ずつまとめて注意事項の説明のあと部屋に通され、そこでイントロダクション映像を見せられました。そしておもむろに展示会場への扉が開けられると正面にツタンカーメンの等身大の立像が我々を迎えてくれていました。古代エジプトの歴史を年代順に6つのステージに分け120点余りの展示物が前後左右からみられるように置かれていました。最終ステージの展示物は、高さ約40センチのツタンカーメンの黄金のカノポス(ミイラを作るときに摘出した内臓を納める容器)手には殻竿と杖を交差してもち、頭巾にはハゲワシとコブラが飾られています。そして金箔に覆われた人型棺(ツタンカーメンの曾祖母チュウヤのミイラが入っていた)が厳かに展示されていました。展示場内の人は多かったけれどゆっくりと見ることができました。出口のグッズ売り場ではTシャツやパピルス画、ノート、クッキーなどが並ぶ中、ツタンカーメンメン(インスタントラーメン)やツタンカー面といういかにも大阪らしいものも売っていました。時間があったので会場横の海遊館に立ち寄りました、太平洋水槽にはジンベエザメの遊ちゃんがゆったりと泳いでいました。帰りには童心に戻り、観覧車に乗って大阪湾や大阪市内の展望を楽しみました。

   平成24年5月1日      音楽部OB会 会長 中村巧