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会長から 第120回

 昨年に続き音楽部の合宿に行ってきました、合宿2日目と3日目に副会長の上野君(S52)と2人で訪ねたのですが、今年は卒業生が初日から参加していました。男性は宮脇(H16)手柴、池田、八代(H21)、内山(H22)、女性は迫田(H21)、伏見、禅定、山本(H23)、河本、六車(H24)のOB・OGがパート練習やミュージカルの指導をしてくれました。部員の指導は彼らに任せ、上野副会長とみやま荘の前にそびえる鉢伏山(1221m)に登ってきました、頂上からは鉢伏高原の山並みなど360度の眺望で、麓のほうにはみやま荘が見えました。




 夕食はバーベキュー、班に分かれそれぞれの炉でにぎやかに食べました。おなかが膨れてきたころ顧問の天野、塩見両先生と上野、中村の4人で「サリマライズ」を披露しました、また男性OBは「柳川」を、そしてOB・OGで「遥かな友に」を歌い、楽しい時を過ごしました。合宿での練習はいつもの大ホールで行っていて、先生やOB・OGが前に並べた机に座り、まるで審査員のように練習の区切りごとに意見を求められました。



 3日目は合宿恒例の「みやま荘ミニコンサート」です、第1部は男声合唱や女声合唱に続き、アニソンメドレーを、第2部はミュージカル「美女と野獣」を演奏しました。2部の前の10分間休憩時には、急遽男性OBによる「少年時代」の演奏で間をつなぎました、これが急ごしらえとは思えないほどのよい仕上がりでみやま荘の浜さんも卒業したらこんなに上手の歌えるようになるのですか?と、感心されていました。ミュージカルは前日の練習で山崎先生のダメ出しやアドバイスを素早く反映させ、まだまだ改善点はあるものの良い仕上がりになっていました。
今年の合宿で感じたことは、1年生が少ないながらも2年生と和気あいあいとやっているように思えました。また先輩たちの指導も受けられとても有意義な時間を過ごせ、9月23日(日)の文化祭をはじめこれからの活躍を大いに期待できるのではないかと思いました。余談ですが、みやま荘の愛犬「Wayhey」は昨年の暮れに他界しました。





 音楽部のS43卒同級生たちと恒例の夏旅行に出かけました。今年は唐松岳登山をする2泊3日の旅にしました。大阪も暑いですが今年は白馬もあまり涼しくありませんでした。2日目、いよいよ唐松岳(2696m)登山に挑戦です、天気予報は曇り時々雨、ゴンドラとリフトを乗り継ぎ八方池山荘に着きいよいよ登山開始です、幸いにも雨は降っていませんでしたが一面のガス、しかしさぁーっと風が吹くとガスが一瞬にして消え去り視界が開けこれから登る山並みがきれいに見えました。ガスが出ては消えの繰り返しで時折雨も降ってくるコンディションの中、約1時間で八方池につきました。天気が良ければ池の水面に白馬三山が映るのですが、雲に遮られ見えませんでした。八方池まではトレッキングコースなので大勢の人が登ってきています。ここから唐松岳までは本格登山コースです、道は険しく大きな岩がゴロゴロしているところを登っていきます。途中には大きな雪渓がありそこで一休み、高山植物のかれんな花を見つつひたすら頂上を目指して登ること約2時間30分、やっと唐松岳山頂山小屋につきました。しかしあたりは霧で真っ白で何も見えません。しばらく休憩ののち下山、途中の危ない個所も切り抜け、約2時間弱で八方池まで降りてきました。ここからの下りは膝に負担をかけないよう木道が整備されたトレッキングコースを選んで八方池山荘にたどり着き、リフトとゴンドラでホテルに帰りました。すぐに近くの八方温泉「みみずくの湯」で登山の疲れを癒し、体を休めました。3日目は長野の善光寺にお参りし、「お戒壇めぐり」をしました。これはご本尊の阿弥陀如来が安置されている瑠璃壇下の真っ暗な回廊を通り、中ほどにある「極楽の錠前」を探り当てて秘仏のご本尊と結縁する道場です。本当に真っ暗で前の人も後ろの人もわかりません、ただ右手で壁を触って前に進むしかありません、そしてついに「極楽の錠前」を探り当てご本尊と血縁できました。









 ところで8月14日未明からのゲリラ豪雨、皆さんのところでは被害がなかったですか?私は白馬に旅行中だったので話を聞くだけでしたが、自宅の前の道は冠水し、少し離れたところではひざ下まで水が来ていました。何十年に1回と言われる豪雨、水の恐ろしさを感じさせられました。



 9月5日は飯島先生の17回忌の御命日です。「飯島先生、山梨までお墓参りに行きたいのですが写真へのお参りでお許しください」、飯島世代の方は写真のお墓に合掌しましょう。

   平成24年9月1日      音楽部OB会 会長 中村巧