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名誉会長から 第231回

 今年も残りひと月となりました、今年はコロナウィルス感染症の影響で予定されていた行事などがほとんど中止となりました。緊急事態宣言が解除されてからの感染者数の減少には期待が持てそうでしたが、先月末にコロナウィルスの変異株、オミクロン株が出現し、早くも我が国でも感染者が確認されました。不安がつのりますが、第6波の予感がします、平穏無事に年末年始を過ごせるようになればと祈るばかりです。
 11月11日、奈良国立博物館で開催されている「第73回正倉院展」に出かけました。今年もコロナウィルスの影響で、観覧は予約制となり、ゆったっりと鑑賞する事が出来ました。正倉院の約9000件の宝物の中から55件の宝物が出陳されました。一番の見ものは、32枚の蓮の花びらを組み込んだ「漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)」です、法要の時に使われるお香の台です。また螺鈿で装飾された四弦の楽器「螺鈿紫檀阮咸(らでんしだんのげんかん)」も出陳されていました。その音色が館内に流れており、華やかな天平文化にふれあうことができました。帰りに、来年から120年ぶりに大規模修理がされる興福寺の五重塔を拝観しました。





 コロナ禍でも音楽活動に少なからず制限は有りますが、11月7日(日)に第58回高槻市民音楽祭(高槻現代劇場 中ホール)が開催されました。しかし、11月23日(祝・火)第73回茨木市民音楽会~合唱のつどい(立命館フーチャープラザ)は中止となりました。



 音楽部は、11月14日(日)の服部緑地野外音楽堂で開催された「音楽の森合唱フェスティバル」に常翔学園合唱部との合同で演奏いたしました。そして12月18日の学校説明会でのクラブ紹介に向けて練習しています。今年もクリスマスコンサートはやはり無理で、目指すは定期演奏会のみとなってしまいました。その定期演奏会は3月27日(日)の予定ですが、部員数が少なく予算的に困窮している様子で、皆さん方の援助が必要かと思いますのでご協力をお願いします。


令和3年12月1日
音楽部OB会 名誉会長 中村巧(S43卒)